法的な立ち位置に影響された決済サービス

法的な立ち位置に影響された決済サービス

2016年9月、オンラインカジノユーザーに大きな衝撃が走りました。
それまでオンラインカジノユーザーの多くが利用していた送金サービス、「ネッテラー」が日本市場から撤退してしまったのです。

事前にアナウンスがあったり、あるいはしっかりと理由を説明してくれた上での撤退であればまた話は違ったのですが、急遽撤退してしまったのです。
それまで撤退を匂わせていたこともなく、さらには公式にアナウンスがあった訳でもなく、ネッテラーを利用していたユーザーに「今後使えなくなります」と説明があったのみ。
これにより、オンラインカジノで得た利益を手にすることが困難になってしまいました。
また同時に、ネッテラーはオンラインカジノユーザーにとって縁のないものとなってしまいました。

ネッテラー撤退の考えられる理由

ネッテラー撤退の考えられる理由

実はその後、ネッテラーは日本市場に戻ってきたのですが、オンラインカジノなどのギャンブルに関しての送金は受け付けていませんので、オンラインカジノユーザーにとってはけっして魅力的な存在ではありません。
むしろ、戻ってきたことさえ知らないユーザーも多いのではないでしょうか。

オンラインカジノのユーザーにとって、オンラインカジノの送金に利用できない送金サービスは意味がありません。
しかし、この復活劇こそ、ネッテラー撤退の真相のヒントが隠されていると見る向きもあります。
それは、ネッテラーが撤退する直前、日本国内のオンラインカジノユーザーが日本の警察に逮捕されてしまいました。

それまでオンラインカジノは様々な意見がありました。
「国内はカジノがアウトだから日本人もアウト」「ネットだからサーバーが置かれている国がセーフならセーフ」など、法的な面からも様々な解釈がありました。
そんな折、オンラインカジノユーザーが逮捕されたことで、「やっぱりアウトだった」との声が広がると共に、ネッテラーが撤退してしまったのです。

「日本市場ではオンラインカジノの成長が見込めないから撤退した」「司法の手が自分たちに及ぶのを恐れた」など、様々な声がありましたが、復活した際、ギャンブル関連の送金サービスを受け付けていないことを考えると、いろいろとリンクするのではないでしょうか。

逮捕者は?

逮捕者は?

ちなみに、実はこの逮捕劇がオンラインカジノのその後を決めたと言っても過言ではありませんでした。
なぜなら、逮捕されたものの嫌疑不十分による釈放。
つまり、起訴はされませんでした。

国内では逮捕されると「アウト」との印象が強いのですが、逮捕された段階ではまだまだ「疑いがある」程度です。
立件・起訴となって「容疑が固まった」です。
しかし、逮捕したものの、不起訴となったということは「疑わしかったけど、でも黒じゃなかった」ということの証明です。

それまでオンラインカジノが黒か白かは様々な議論がなされていましたが、裏を返せば警察が動かないので事例がないため、議論に終始せざるを得なかったとも言えるでしょう。
しかし、警察が動いたものの、黒にできなかったという事実が、「オンラインカジノは白」であることを証明する形となったことで、以降、オンラインカジノは更なる発展を遂げることになりました。

ネッテラーが無くとも

また、ネッテラーが撤退した後、エコペイズやヴィーナスポイント、アイウォレットといった送金サービスが台頭しました。
これらの送金サービスによって、ネッテラーがなくともオンラインカジノで得た利益を自ら手にすることができるようになりましたので、ネッテラー撤退の影響はさほど感じさせないものとなりました。

特にエコペイズとアイウォレットは、ネッテラーが支持されていた理由である日本語対応とデビットカードの双方を持ち合わせている送金サービスです。
それぞれ日本語に対応していますので日本人でも安心して利用することができると共に、デビットカードもあるのでコンビニや銀行のATMから出金することも可能です。
つまり、それまで「ネッテラーでなければ無理」とされていたことが、実はネッテラーがなくともできることが分かったのです。
ましてや警察によって「オンラインカジノは白」だと証明されたこともあり、より多くのユーザーを獲得するに至りました。

そのため、ネッテラーが撤退してからオンラインカジノを始めるようになったユーザーにとって、「ネッテラー」と言われてもピンと来ないことでしょう。
しかし、まだまだオンラインカジノがここまで広く普及する以前からオンラインカジノを楽しんでいた古参ユーザーにとっては、ネッテラーの存在は懐かしいものでしょう。

まとめ

ネッテラーはオンラインカジノと直接関係ある会社ではありません。
しかし、国内のオンラインカジノの歴史を考えた時、実はとても大きな存在だということが分かるのではないでしょうか。
また、ギャンブルは扱っていないものの送金サービスそのものは国内で行っていますので、興味のある方や懐かしい方は一度チェックしてみるのも良いでしょう。

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